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国産ウイスキーブーム。
ここ数年、海外でも爆発的人気となっているジャパニーズ・ウイスキー。
国内では新しい蒸溜所オープンの話も次々と聞こえてきます。
一方で蒸溜設備を持たなくとも、地ウイスキーとしてこのブームに乗てリリースされるボトルも多数目にするようになりました。

さて先日、アピタへ買い物に行った際に、酒売り場で綺麗にディスプレイされた大量のボトルを発見。
近づくと、見慣れぬラベルのウイスキーが。
「札幌ウイスキー」?
裏ラベルを見ると、25年以上貯蔵したモルトを使用した地ウイスキー。
え?どこで蒸溜? どこで25年も貯蔵?
価格も3000円オーバー。やめておこう。
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が、数日後・・・
会社から帰宅すると、リビングのテーブルにどこかで見たようなボトルが!
「札幌ウイスキー」! まさかの再会!
義父が私の酒好きを知っていて、プレゼントしてくれたのでした。
あ、ありがとうございます!

さぁ、さっそく飲んでみよう。

スーッと立ち上る香りはシトラス、
あと綿アメ、コンペイトウ、マッシュポテト、ただ薄いです。
25年貯蔵使用は極少量と思われます。
飲み口は甘くソフトで、軽い。舌の上で消えていくほど。
フィニッシュは爽やかに、サラリと無くなり余韻も極短い。

単調ですがウイスキーを飲み慣れない人には、
ストレートでも非常に飲みやすいと思います。

本製品、おそらく買い付けたウイスキーの再貯蔵と思いますが、どこで蒸溜されたものか、樽は札幌市内で1990年から貯蔵されていたのか、ネットを検索しても情報は出てこず、色々と疑問は残ります。

☆3+

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富士御殿場蒸溜所
キリンディスティラリー
ブレンデッド
ノンチルフィルタード
アルコール度数 50%

旧、富士山麓に比べ、色合いは微妙に濃くなりました。
香りは鼻の奥に刺さるアルコールの刺激が減少し、ブランデーケーキ、干しぶどう、チョコ。
グレーンが全面的なのは変わらずですが、ニスのような雰囲気は穏やかになっています。
メープルシロップのような甘さ、バーボンのような樽香が余韻に残ります。
新、富士山麓は、旧、富士山麓よりも明らかにワンランクアップの正常進化といえます。

ロックにしてみると、香りはクリーム系、モンブランケーキ。
ねっとりとした甘さが中々良いです。甘味の強さ、度数の高さから、氷が溶けてきても味わいの変化を楽しむことができます。

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新 富士山麓になっても、相変わらずハイボールが美味いです。
割り負けすることはなく、甘さ、芳醇さがしっかりしていて、炭酸で爽やかに喉を通った後も、口腔に残る樽香が心地よいです。

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ブレンデッドでアルコール度数の近いフロム・ザ・バレル(51.4°)と飲み比べてみました。
フロム・ザ・バレルは香りに少し梅っぽさがあり、ほぼ同じ度数ながら富士山麓よりアルコールの刺激が更に穏やです。
ジワッと広がる甘みと濃厚なコクもフロム・ザ・バレルの方が強く感じられます。
価格は比べてみるとフロム・ザ・バレルの方がかなり高いです。
フロム・ザ・バレル 2400円(500ml) 480円(100ml換算)
新 富士山麓    1400円(700ml) 200円(100ml換算) オープン価格
100ml換算すると倍以上の価格になります。
そう考えると、新、富士山麓はかなりお買い得度が高いですね。

☆6

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