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醸し人九平次 純米大吟醸 赤磐雄町 SAUVAGE 2016
名古屋市緑区
萬乗醸造
赤磐雄町 精米歩合 50%
アルコール度数 16~17%
評価 ☆9
今回は赤磐雄町と山田錦の飲み比べで。
漂う吟醸香はどちらも似てて、青リンゴ系、僅に乳酸。口に含むと微々々発泡。
いずれも深みのあるコクがあり、コメの甘さが華やかに広がります。雄町は酸が綺麗にキレていきますね。山田錦は比較的ソフト。
ごくシンプルに表現するなら、雄町の方がシャープで、山田錦はまったり。
どちらも完成度が高く甲乙つけがたいですが、どちらか選べと言われれば、私の好みはキレイな酸による抑揚が感じられる赤磐雄町でしょうか。
SAUVAGE フランス語で、ソヴァージュ、野生という意味だそうです。
それほど野性味を感じるわけでは無いのですがね。
二兎 純米吟醸 出羽燦々五十五 生原酒
奥 feeling 純米吟醸 夢吟香
勲碧 純米吟醸 あらばしり 槽場詰め
金虎 純米 生原酒
醸し人九平次 5月25日に生まれて 純米大吟醸 生原酒
醸し人九平次 5月25日に生まれて 純米大吟醸 生原酒
愛知県名古屋市緑区
萬乗醸造
山田錦 100%
精米歩合 50%
アルコール度数 16%
香りは青リンゴ味ハイチュウ。フレッシュさもあります。
口に含むと僅かに炭酸があります。
香りと、はじめに感じるフルーティな上品さは「山田錦 EAU DU DESIR」に似ています。
ところが、中盤から僅かな苦味と辛口の酸を伴って力強く広がり、生原酒らしいボディを感じることができます。その少し粘性のあるボディもクドさは無く、終盤にかけてはミネラルを感じながらスッキリとフェードアウトしていきます。
☆7+暫定
5/25生まれですので、出荷翌日に飲むことができました。
ただ、裏ラベルを見ると飲み頃が6/8~6/11と書かれています。
出荷後2週間待つと良いようですね。
本日飲んだ感じでは、山田錦 EAU DU DESIRの方が全体にスマートで好みですが、生原酒については飲み頃まで変化をみていきたいと思います。
大量に並んでいます。みなさん複数本買われる方が多かったですね。
2017.6.10追記
2週間経ち、蔵元がおススメする飲み頃時期になりました。
相変わらず青リンゴハイチュウもありますが、香りにパイナップルとメロンも現れました。
後半の辛さと苦味がより強くなり、キリッとしめます。
鯛の刺身とかあれば最高で、和食にあいます。
できたて直後のフレッシュ感もよかったですが、ほんの少し熟成を感じる2週間後も美味いですね。
☆7+