SVB(SPRING VALLEY BREWERY)
麦芽、ホップ
アルコール度数 6.5%
華やかで柑橘、石鹸のような香りが印象的。
IPAのようなホップのしっかりした苦みと、麦芽の旨味があるのに、496はある程度の爽やかさとキレも持ち合わせます。
全ての要素が高次元でバランスを取り合っています。
そのため、食前、食中、食後、飲むシーンを選びません。
もし私が生涯飲めるビールを一銘柄に絞るとしたら、496を選ぶことでしょう。
☆9
ところで、スプリングバレー・ブルワリーについて調べてみると、とても興味深い歴史があることが分かりました。
明治時代の横浜。ウィリアム・コープランドによって、日本で初めて産業としてのビール醸造が始まったそうです。
その醸造所の名前が、スプリングバレー・ブルワリー。
ただ、スプリングバレー・ブルワリーは明治17年に倒産しています。
その土地は、ジャパン・ブルワリーによって購入されました。
さらに、明治時代後半にはそのジャパン・ブルワリーの事業を継承して、麒麟麦酒が設立されました。
(参考HP:キリン歴史ミュージアム)
現在クラフトビールに力を入れるキリンが展開するSVB(スプリングバレー・ブルワリー)。
日本のビールの歴史に、重要なキーワードなんですね。
496は、そのSVBを代表する銘柄です。
機会があれば、ぜひ一度お試しください。